平成21年度 秋山園のテーマ
秋山園今年も 「身土不二」 をテーマに「茶」を提供します。
地球上には固有の民族食があり、その民族が数百年食べ続けた食材、食習慣は正しい。
人間は生まれ育った土地のものを食べるのがその人の体に最も良く、尊いことである。という意味です。
もう一つ、それぞれの野菜、魚介類などには最盛期があり、その旬のものを食べると
栄養価が最も高く、美味しいという意味もあります。
日本茶の飲茶習慣も 実は健康に大変重要な意味があることが、研究者によって解明されつつあります。
日本人の近年の身体の変化を見ると、
我々の祖先が長い間培ってきた「食」「習慣」を見直す時が来ていると感じます。
《一年間の手入れがものをいいます》
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写真を見ていただいてわかるように
新芽は母なる葉の付け根から出てきます。この母なる元葉が
健康に育たなければ良い新芽は生まれません。
この母なる葉を育てるのが夏の「深耕」であったり「草取り」であったり、
「有機質肥料の施肥」であったり、「冬の萱敷き」であったりします。
一年間かけて立派な母葉を育て、その元となる母葉のおかげで
生命力溢れる新芽を いっきに芽吹かせます。
「茶師のうんちく」 桃李成蹊(とうりせいけい)
立派な人物は自ら求めなくてもその徳をしたって自然に人々が集まってくるたとえ。
桃や李(すもも)は、何も言わないが花や実にひかれて自然に人々が集まるので木の下には
いつの間にか小道(蹊)が出来てしまうという意。
と言う意味になぞらえて、あまり派手な活動はしなくても 「人となり」
つまり信用 信頼 品格(まだまだ修養必要)で 来客の絶えない「茶生産者」になりたいものです。
「剛毅朴訥、仁に近し」
秋山園の茶師である私 秋山勝英は、本年5月1日をもって50歳になり
論語で言うところの「知命」の歳となります。
茶業に携わって生きていく事が運命であろうと思い、この道を進んでいきます。
出来うるならば「桃李成蹊」の茶匠と言われる程までになりたいものです。


翌春 約一年かけてエネルギーを蓄えた母葉の付け根から最上級の新芽が伸びてきます。

富士秋山園では、魚粕をはじめ菜種粕・豚系肉骨粉などの有機質系肥料を主体とした施肥をします。有機質肥料は人間が食べられそうなくらい良いにおいのする厳選されたものを使います。秋、天気予報を参考にして有機質系肥料をまき、茶樹の根に良質な栄養を与え冬の休眠に備えます。
冬、御殿場の自衛隊演習地から茅(かや)を運び出し、茶樹の根もとに敷き、厳しい冬に耐え環境の良い休眠が取れるようにします。その茅は雑草を生やさない、土を乾燥させすぎない役目もしながら、時間を掛けて土と同化し、空気をたくさん含んだ良質の腐食堆肥と化していきます。