おすし屋さんの粉茶 「お茶は大事なくちなおし」

先日、回転すしに行った所 ティーバッグだったお茶が粉末 パウダー茶のお茶になっていました。
地元では、ネタの大きさと新鮮さ、美味しくて有名な回転すしです。
確かに粉末になったお茶はお茶の栄養をまるごと取れて、手間も要らない
でも、おすし屋さんには合わない気がしました・・・
おすし屋さんでなぜ粉茶を出すか・・・・


おすし屋さんの大将がお客様から よく 「すしを食べるのに順序があるの?」と聞かれるそうです。
「ありませんよ」 とお答えしてから 「でも、上手な食べ方はございます」 と答えるそうです。
「どの様に?」とお客様。 大将は少し間を置き 「お茶です」 と答えるそうです。
すしにお茶は非常に大切だからです。
マグロの “トロ” を食べ次に軽い白身魚などを召し上がる場合、少々の「ガリ」をつまみ、

「お茶」を飲み、 口の中を新たにして次にとりかかる。

 
磯の香りの貝類、酢じめの小魚、あるいは煮た種物でも良し。
すしの種は一つずつ味付けが違うので、

その合間に 「お茶」 をいただきたいのです。それがすしを美味しく食べるコツとでも言いましょうか。

すし屋の湯飲み大きいのも、粉茶を使うのも 

 その「間」をはずさない 

 ために考え出された知恵かも知れません。 
                                         月間「茶」 より一部伐採
粉末になったパウダー茶は機能性重視で言うと、とても栄養価に優れています。
しかし、どんな上質の煎茶をパウダー状に挽いても、旨味や苦渋みは挽く前と比べたら同じ茶葉から出来たものと思えないくらい個性の無い 「お茶」 になってしまうのが不思議です。
ですから、おすし屋さんのお茶はやっぱり趣向性第一に 口の中をさっぱりとさせてくれる チョッと苦渋みの効いた「お茶」 がおすしをより美味しく感じさせてくれる。 と思いました。
食後も口の中がさっぱりとします。
先日の粉末茶の時は、「くちなおし」 「間」 としてのお茶の「味」が無くネタはいつもと同じく美味しかったと思いますが、なんだかさっぱりしない、後味のぼけたおすしになってしまいました。
秋山園でも「やれるっ茶」を機能性重視に作り販売していますが、挽きに出したときは、急須で淹れたような旨味が手軽に味わえるのかと思いましたが、成分は同じはずなのに、感じる味がまるで違いました。煎茶を急須で淹れたときのあの「味と香り」はやはり煎茶の状態で急須で淹れた時にしか出ないのでしょうか?
パウダー上の粉末茶にしてしまうとどの様に溶かしても個性を感じることが出来ないのはなぜなのでしょうか? 
誰かメカニズムが分かる方 教えてください!
人生の「間」にも苦渋みが必要なのでしょう。(あまり経験したくはありませんが ^^; )