すっかり涼しくなりました

物言えば、くちびる寒し秋の風
松尾芭蕉の名句ですね。
味覚の秋と言われて、なかなか美味しい食材が巷に溢れる日本。栗、葡萄、蜜柑、甘薯類、梨など日本の食は実に、豊かですが…
しかし、農産物生産現場は、あと5年もしないうちに、危機的状況になるだろう…



「論説」

農水省の2010年2月の統計によると、現在農業就業者数は約260万人で、平均年齢は65.8才になるそうです。

5年前の統計よりも、就業者数で2割減少だそうです。果たしてあと5年たったならばどうだろう…想像することさえはばかられる。

農業就業者数はまだまだ、減少するでしょうし、平均年齢はさらに高くなります。生産量の減少は、歯止めが効かないくらいに一気に減るでしょう。

国家安全保証政策の中でも、食料を国家戦略物資と明確に捉えることのできない国民と政治家、官僚達の無策が招いた当然の帰結であろうことは、農政ジャーナリストの弁を待つまでもない。

かつて、「チーズはどこへ消えた?」という本がベストセラーになったことがあります。非常に、暗示と示唆に富んだ短編である。再度、読み直すと良いかもしれない。

味覚の秋を感ずるとともに、日本の『憂国』を思う農業人、秋山勝英でした。