毎年この時期、静岡県農林技術研究所・茶業研究センターによる、試験研究成果発表会があります。
私も、富士市から菊川市に足を運び、研究成果を拝聴いたしました。
さて、研究成果発表内容は
第一部 気象変動に強い茶生産を目指して
①2010年凍霜害の事後対策と被害園の実態
②高温干魃対策としての樹冠下灌水技術
③安定生産を目指した新品種「ゆめするが」の開発と品種組み合わせ
第二部 新需要の創造を目指して
④生葉処理による香りの強化技術
⑤強遮光による白葉化と香味成分の増強による差別化
⑥発酵茶の海外調査報告
などです。
また、近年問題発生してきた害虫の、「ミカントゲコナジラミの発生実態と防除法」などが、トピックスとしてあげられておりました。
新品種の試飲として、ヤマノイブキ・コウシュン・ツユヒカリなども味わうことができました。
このように、試験研究成果を確かめながら生産現場への普及及び情報発信は有意義なものがあります。
各研究機関や研究に携わっている皆様に、敬意を表します。
私自身は、次のステージへの展開のネタとして、この研究成果発表を楽しみにしております。
願わくは、以て茶業の繁栄を希望いたし、消費者皆様の期待と満足に答える茶生産者であらんことを再確認した次第です。