平成20年新茶情報 こだわりの秋山園


 3月11日に『牧の原早生』という極早生品種の
萌芽を確認いたしました。
茶の品種は、早生・中生・晩生という、生育の早さで
分けて考える事ができます。
ご案内の通り、秋山園は静岡県内でも有名な
多品種栽培製造生産者でもあります。
今回は早生品種の話を・・・


『牧の原早生』は茶樹のなかでは、野生種に近いと言われている極早生品種です。
あまりに萌芽が早くて、遅霜に遭うと壊滅的ダメージを受けるため
非常にリスクの高い品種です。
極早生種の最大の欠点、早いがゆえに寒さに遭い易いということです。
そして、味の点でやや渋みがあり、爽快感に欠け、製造しにくいという
欠点があると言われています。
秋山園ではそれらの欠点をひとつひとつクリアして、毎年少量ですが製造しております。
年1回だけの製造で、約3キログラム前後しか出来ません。
当然1番始めに製造する新茶です。
その年の新茶状況の判断や、自己の製造感覚の呼び戻し、そして肥培管理の
良し悪しを判断するわけです。
毎年ながら緊張する1日、新茶のスタートです。
 牧早生(俗称)が今年は3月11日萌芽ですから、推定35日後
4月16日前後に摘む事ができるでしょう。
例年並みです。因みに昨年は4月5日に摘みました。
3月中下旬、4月上旬の寒の戻り対策として、被覆をし、味のせと、色目の向上、
品格向上のために、黒の被覆資材も使いますが、
全て私の現場での直感判断でことは進みます。
水分調整や、最終施肥の種類や量方法など細かいテクニックは
マル秘にしておきますが、さすが流石(りゅうせき)流れ石となる新茶を志します。
販売は、出来を確認してからです。
随時ご報告申し上げます。
                            
                                  秋山園代表茶師 秋山勝英
追伸、お陰様で売り切れ品も出てまいりました。大変ありがたいことです。
    今年は更にご満足いただける品を目指して努力いたします。