彼岸花・曼珠沙華とも言う


秋分の日の前後に、毎年同じように、赤い怪しげな花が咲き誇るのは、驚きである。キツネのカミソリの異名もあるその花は、写真の彼岸花である。花の根元には球根があり、毒があるので食べられない。一説には食べる方法もあるが、飢饉の時に食べるとも言われているが…多分旨いものではないだろう。


別名、曼珠沙華というおどろおどろしい名前が付いているからには、何かの由来があることが推察される。彼岸と仏教の死生感、輪廻転生の言われなどからか…彼岸花の紅い色は遠くからでも目立つ。白い彼岸花もあるが、やはり土手などの緑の中の紅一点が目立つ。歳を重ねるごとに、桜の花の意味することに想いを馳せ、秋の彼岸花・曼珠沙華にもふと想いを馳せるようになってきたのは、徒に歳を重ねてきたからか。
月日の流れを旅人として、さりげなくやり過ごす器量もまだ持ち合わせていない。彼岸花を悲願花とも掛け合わせて捉えたい我が身の欲深さかな…
敢えて、感慨深い今日この頃…秋山勝英でした。
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