お茶の花は、写真のように、白い花が咲きます。
ちょうど、山茶花や椿の咲く頃に咲きます。
茶に花が咲くということは…
お茶の生理にはあまり好ましくないと言われております。
どうしてかと言うと、お茶は葉を収穫して利用する農作物です。花や、その花からできる実を収穫するわけではありません。
難しい言葉で言えば、栄養成長を続けさせて、花芽をつけさせるような生理転換をさせて、生殖成長に切り替える作物ではありません。ひたすら栄養成長させることに、メリットがあるわけです。
果実をならせる、ミカンやリンゴなどは勿論、米なども、生理転換をうまく活用しないと、良い収穫は得られません。なかなか、素人さんには分かりにくいかもしれません。
さて、話をお茶にもどして、お茶の花が咲くと葉っぱへ行かせる栄養が、花や実のほうに行ってしまい、あまり好ましくないということになりますし、花が萎れたところから、灰色カビ病という病原菌に新芽や新葉が侵される被害が出ることがあります。
さらに、夏場のストレスや、肥料過不足、干魃、葉層の過多など、様々な不適切な兆候の表れとも言われています。
しかし、すべてを同一見解で解釈すると、おかしくなり、説明しきれないことがあります。
ずばり、秋山園・代表茶師の見解は、品種により茶の花の着花は異なります。また、樹齢、土質によっても異なります。大事なことは、観察力を磨くことと、各現象の原因を推察、推定して、対策を講じることです。
なお、オクヒカリの茶花の蜜は甘く、メジロが好みます。また、香りもよいですよ。
また、紅花茶という品種は可憐なピンク色の花を咲かせます。
(;¬_¬)アヤシイ→本当ですよ。
寒くなってまいりましたが、どちら様もお身体御自愛下さいませ。