野菜茶業試験場には、様々な遺伝資源があります。
写真は、りんごつばきの実です。りんごのような実がなる椿ということでしょうか?
確かに、やや大きめの、赤い実がなっていました。南方徳之島方面には、普通にはえているらしい。
お茶と椿は、遺伝子的に近縁種です。
カメリアシネンシスと言われるのが、飲料に使われるお茶です。
枕崎分場には、世界じゅうから集められたお茶の樹が植えられていました。ケニア、インド、スリランカ、ベトナム、ミャンマー、もちろん中国、また日本各地の在来など、一目見て、これもお茶ですかというようなものもあります。
人類にとっても大事な遺伝資源、有効に活用できることを期待します。
蘊蓄です。
アッサム系の品種は、カテキン類が多いのが特徴です。従って普通煎茶よりも、紅茶類の生産に適するようです。なぜカテキン類が多く含まれるのかは、周囲の生育環境、特に太陽光線の照射に対して、自身の身を守るために、カテキン類が増えていったのではと推察されるようです。
不思議ですね。人間は、それらの自然界の植物の中から、ポリフェノール類の多く含まれるものを、飲料類として摂取するようになってきたようです。
体に良いものは、人類の歴史の中で、食として自然に取り入れられてきたようです。(* ̄O ̄)ノ