温故知新の精神で、丁寧な手摘みへのこだわり!

【温故知新】
「過去のことをよく研究して、そこからあらためて新しい知識や意義を見つけ出すこと。」(論語より)

一年かけて丹精込めて育てた茶樹から“春”次世代への生命力を蓄えた新芽が顔を出します。
春の陽光を一杯に受けすくすく育った新芽は、まばゆいまでに光り輝き伸びてゆきます。

すくすく伸びる新芽 陽の光をあびて輝く新芽

まるで子育てと一緒だといつも思います。 その新芽を熟練した摘み娘さんたちが一芽一芽丁寧に摘み、五時間以上かけて“四貫機”でこだわりを持ち祈るように製茶します。

60kg・120kg・240kg(一度に製造する生葉の量目)の大型機械で製茶することが時代の主流ですが、私共富士秋山園では、今ではほとんど見られなくなった四貫(約15kg)ずつしか製茶できない小型の製茶機械を駆使して手摘みのお茶を製茶します。 機械の大型化が計られる中、昔ながらの剣先のある固い良質のお茶を作るには やはり少量ずつ目を掛け 手を掛けなければできません。
昔 製茶は手揉み。 製茶機械が考案されたのは明治後期 高林謙三翁が製茶機械発明の第一人者とされています。手揉みの製法を忠実に再現して作られたそうです。
驚くことに平成の現在でも基本的な造りは明治後期に作られた物と変わりません。
秋山園の四貫機は昭和30年代に製造され、廃棄寸前のところを静岡の山奥から富士秋山園が引き取り改修して、あしかけ40年あまり毎年大地の恵を製茶し続けています。
古きを温(たず)ね、新しきを知る。お茶の歴史を紐解き 教えを乞い 発展させていける。有難いことだと思います。
富士秋山園ではその様な考えでお茶と向き合い「桃(とう)李(り)もの言わざれども、下自ずから蹊(みち)を成す」を目標にその様な精神で皆様と繋がって行きたいと願っております。

蒸した生葉を色よく
仕上げるために冷やします
蒸しで製茶の出来が決まる
とも言われています。
(蒸しから冷却)
撚手を使って攪拌しながら
圧力をかけて、含水率50%
くらいまで乾かします
(粗揉工程)
よく揉み込んで水分むらを
なくし成分を浸出しやすく
します。
(揉捻工程)
揉みながら徐々に乾燥し
煎茶特有の細長い伸び型
の茶に形を整えていきます
(精揉工程)