紅茶のミルクダウン


お待たせいたしました。前回からの長い時間を経まして、やっと落ち着いて撮影がてきました。全く同じ紅茶茶葉を同じように淹れてみました。冷やすか冷やさないかの違いだけです。
3つ映っているのは、手前が強制的に冷やしたアイスティー状態です。真ん中が静置状態、一番上がホットです。
1つで映っているのは、ミルクダウン紅茶です。白濁しているのがわかりますか?タンニンやカフェインの化学反応なんです。別の言い方をすれば、ポリフェノール類の作用です。



紅茶の評価の中では、ダージリンなどの有名紅茶産地では、このミルクダウンを高く評価するようです。
私的には、渋味を強く感じてしまい、ファーストフラッシュの方が飲みやすい印象を受けます。あくまでも、好みの問題です。
紅茶の世界では、それぞれの紅茶葉の特徴をテイスティングして、複雑な組み合わせ、つまり合組ブレンドしてオリジナルな紅茶を作っているのが現実です。また、ブレンダーは各茶期、産地、生産農場(エステート)ごとの特徴をつかみ、味や香りの調整をして、世界市場に送り出しています。何百、何千もの紅茶をテイスティングして、特徴を把握しながら、それぞれの安定した商品にしていくそうです。
また、紅茶では、ファーストフラッシュを最高の評価とはせず、また、新茶や古茶なども混ぜ合わせて使うのが常識のようです。緑茶などとはまた、違った価値観での評価です。
改めて、紅茶は紅茶の世界の奥行きを感じます。
最後に蘊蓄を1つ。
ヨーロッパに紅茶が普及した最大の要因は、輸送手段の発達もさることながら、紅茶を飲むと痛風の症状が緩和されて、贅沢三昧の食事をしていた貴族階級の方々が健康になり、彼らがこぞって欲しがったのが要因とされています。その後一般庶民にも紅茶を飲む習慣が定着したそうです。勿論、東洋の神秘と不老不死の妙薬とも言われたようです。
単純には、お茶の利尿作用なんですがね。

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