茶仕上げ・秋冬バージョン


ひとくちに、お茶の仕上げとは言っても、それはそれは奥の深いものがあります。写真をご覧のかたで、機械を見てははぁんと思える方もいらっしゃるでしょう。特に、火入れと言われる一連の工程には、経験と勘所が左右して、それぞれの茶店で仕上げが異なり、味や香りが違い、お客様の嗜好によって、選別買いができます。



すっかり秋めいてきますと、やや焙煎香の強いものが好まれるようになります。それに合わせて、火入れの温度も変えていきます。しかし、元のあら茶の良し悪しと、多彩な品種構成、土質や樹齢、芽の熟度、製造の蒸し加減など様々な要素が絡み合うわけです。
私が、茶師と名乗るのは、畑からあら茶製造、仕上げまで全て把握しているからこそです。総合レシピは、経験年数と知識と技の組み合わせとして頭の中に入っています。
丁寧に仕上げをすることは、とても大切です。大量に仕上げることは、今では過去の話。少しずつ丁寧に吟味しながら、仕上げることの大切さと、完成度の高さに磨きをかけていきます。
秋冬番茶の合間をみての仕上げでした。
追伸、横山式火入れ機は、実に面白いし、奥の深い操作です。温度設定二種、回転、時間、排気調整に、入れ込む芽格など、私的には、素晴らしい機械だと思います。

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