茶談義・・・さてと・・・

 日本人は本当にお茶を飲まなくなったのか・・・
「そうでもないらしい。」
「いや、やはり飲まなくなったのさ。」
「家庭から、まな板と包丁が消え、急須や土瓶もきえたのさ。」
という御仁もいらっしゃる。果たして本当のところは・・・


 公的機関の資料(これも曲者・・発表者側の背景にある意図を詮索したくなる)
をもとにしてみると、ペットボトル飲料は(止渇清涼飲料)はまだ消費は伸びているが
茶葉(チャヨウ)としてのリーフ需要は明らかに減っているようだ。
大手飲料メーカーのCM宣伝力、商品イメージで、ペットボトル系ドリンク茶が
日常生活の中に定着してきたことは否定しがたい。
我々生産者側にとってはこれは由々しき事であり、下級茶需要は伸びて、
一時的にいいムードは喚起醸成されたが、一定レベルの在庫が満たされると、
ここにきて一転業界の停滞ムードが起きてしまった。
経済評論家においては、これも一つの景気循環であろう。
 緑茶の持つ効能が、様々な分野の研究者から発表されています。それ自体は
茶業界にとっていいことではあるが、需要の喚起というレベルまでの追い風や
流れとしては成立しえていない。
 日本人のメディア理解教育が未熟であるから、一過性の商品がいかに多いか、
そして熱しやすく冷めやすい消費者意識。
賢い消費者が増えてしまっては、物が売りにくい時代かもしれない。
偽装や誤魔化しがまかりとおり、一部の方々は謝罪会見をしたり逮捕されたり・・・
その陰で胸をなでおろしている人々が多数いるのでは・・・だが誰一人として
消費者に、だまして得た利益を還元したという話を聞かない。
「結局、儲けた者勝ち」という構図は依然として残り、何か腑に落ちない、合点がいかない。
隔靴掻痒の感を否定できない。
 ところで、中国産餃子の一件は、どこへ落とすか・・・
つまり、決着をつける方法を模索しているのではないか・・・
消費者はカヤの外で情報を聞くだけ・・・だから一件落着というのです。
  事実⇒真実⇒そして真理の理解への道のりは長い。
                By  秋山勝英